焼肉酒家えびす

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焼肉酒家えびす社長勘坂康弘
焼肉酒家えびす社長勘坂康弘
焼肉酒家えびす社長勘坂康弘
焼肉酒家えびす社長勘坂康弘

焼肉酒家えびすとは、石川県金沢市に本社を置く株式会社フーズフォーラスFoods forus Co.,Ltd.)が経営する焼肉レストランチェーンである。

非上場株式会社。本社郵便番号 = 921-8011 石川県金沢市入江2丁目82-1 ノエビアビル1階

設立 1998年9月・代表取締役社長 勘坂康弘

資本金 = 4,000万円・売上高 = 18億円(2010年3月期)・従業員数 = 90人

役 員:社長 勘坂康弘、取締役 勘坂秀雄、取締役 勘坂千恵子、監査役  勘坂裕司

仕入先:世界館、ハンナンフーズ東海、表酒店、北陸コカ・コーラボトリング、立山酒店

取引銀行:北陸(野村)、北国(小松中央)、三菱東京UFJ(金沢)

概要

郊外型焼肉レストランの「焼肉酒家えびす」を、北陸3県と神奈川県で店舗展開している。2011年4月現在、20店舗を展開。

沿革

  • 1997年5月 - 1号店として、富山県高岡市で焼肉酒家えびす高岡駅南店を開店。
  • 1998年9月 - 資本金300万円で有限会社フーズフォーラスを設立。
  • 2000年12月 - 資本金を1000万円に増資し、株式会社フーズフォーラス組織変更
  • 2010年7月 - 焼肉酒家えびす横浜上白根店(神奈川県横浜市旭区)を開店し、首都圏に進出。

社長のブログより

株式会社フーズ・フォーラス 【焼肉酒家えびす】

私たちはこんな事業をしています
『日本一のレストランチェーンの実現』を目指して
●店長の平均年収で日本一!!
●接客サービス力で日本一!!
●商品力で日本一!!
●2020年度までに300店舗出店予定
●2014年度までに東証マザーズ上場予定

「焼肉酒家えびす」を北陸3県で16店舗展開中の当社。
2010年より首都圏に進出開始、2010年末4店舗。

代表者 代表取締役社長 勘坂 康弘 (抜粋)
ttps://job.rikunabi.com/2012/company/top/r121310064/


食中毒事件

2011年4月、フーズフォーラス社経営の焼き肉店「焼肉酒家 えびす」の砺波店(富山県砺波市)・高岡駅南店(富山県高岡市)、福井渕店(福井市)の3店でユッケなどを食べた顧客 48人(5月2日時点)が食中毒になる事件が発生。そのうち19人が重症となった。中でも福井渕店で食事をした男児は(食事の数日後の)4月21日に入院したが、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し、4月27日死亡した。また砺波店で家族と食事した男児も、(食事の数日後の)4月24日に入院し、同様にHUSを発症し、4月29日に死亡した。すなわち、計2名の男児が死亡した。重症者19人のうち11人から病原性大腸菌O111O157が検出された。また5月4日には砺波店で4月23日に食事をした女性(40歳代)が死亡し、さらに4日死亡した女性の家族でともに同店で食事した70歳代の女性も5月5日午前に死亡したため、死者は4人となった。

富山県警察本部はこの事件を受け、業務上過失致死容疑を視野に同社から任意で資料提出を受けて関係者から事情聴取を行った。フーズフォーラス社は、本来なら加熱してから提供しなければならないはずの「加熱用食肉」を、ユッケ(生肉のまま食べる料理)の肉として客に出し食べさせていた。加熱用食肉を生のままユッケとして客に出すに至った経緯については、現在同社と食肉流通業者との間で発言内容に食い違っている点がある。

更に神奈川県内の2店舗でも顧客6人が食中毒の症状を訴え、うち1人が重症となっている。横浜市の発表によると、4月19日に横浜上白根店(横浜市旭区)で食事をした19歳の女性が、HUSを発症して入院し意識不明の重症。4月24日にも同店舗で食事をした10歳未満の男児とその母親も腹痛などの症状を訴えている。その他、藤沢湘南台店(藤沢市)でも4月25日に食事をした横浜市在住の女性2人と10歳代男性1人の顧客3人が下痢や吐き気の症状を訴えている。横浜市では、同社や2つの店舗に対しO111やO157の感染の有無を慎重に調べると共に、来店客の食事の内容についても確認していくことにしている。

日本テレビ「深イイ話」で絶賛

土下座する勘坂康弘社長

前述の食中毒事件が発生する直前の2011年4月18日に放送された『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)では、司会の島田紳助が当社を絶賛していた。

『日本一の伝説となるレストランチェーンを実現』を理念としている[1]

焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」で4人が死亡したユッケ集団食中毒で、富山、福井両県警の合同捜査本部は2011年5月6日午後、業務上過失致死容疑で、チェーンを運営する「フーズ・フォーラス」(石川)の本社や富山、福井県の店舗、東京都内の食肉卸業者などを家宅捜索する。同社の勘坂康弘社長(43)は2014年度までの東証マザーズ上場を目指してビジネスを拡大。有名ホテルを手本にした経営理念を掲げたものの、急成長に肝心の安全管理がまったく追いついていなかった。

ユッケ用の生肉は、東京都板橋区の食肉卸業者がチェーン店側に販売した。合同捜査本部は卸業者らから詳しく事情を聴くとともに、肉の流通経路などを調べ、集団食中毒の全容解明を進める。

これまでに富山県砺波市の砺波店や福井渕店(福井市)でユッケなどを食べた男児ら4人が亡くなったほか、神奈川、富山両県で34人が入院。うち21人が重症となって いる。神奈川県警も5日、業務上過失致死容疑で捜査本部を設置した。

「本当に申し訳ございませんでした」

5日、同社の勘坂社長は報道陣の前で路上に土下座し、こう声を震わせた。「生食用として市場に流通している牛肉はありません!」などと声を荒らげて弁明した2日の 会見以降、まるで豹変したかのように神妙な態度を貫いている。

勘坂社長は1968年、富山県高岡市生まれ。金沢経済大(現・金沢星稜大)在学中のアルバイトはディスコの黒服。卒業後、高岡市内の商社に入るも2年で退社した。関係者は「そこから独立に向け、派遣社員の給料で月30万円ずつ3年弱の間に1,000万円ためた。当時の貯金術を『とても簡単。使わなければいい』と語って いた」と証言していた。

1998年に同社を設立。社名は「FOOD FOR US」に由来し、「幸せの実現」を企業理念に掲げた。石川など北陸3県で足場固めをした後、昨年、横浜への出店で首都圏進出。2010年末までに北陸で16店、首都圏で4店を展開。業界関係者によると、勘坂社長は2014年度までの東証マザーズ上場を目指していたという。

「店では名門ホテルのザ・リッツ・カールトンが掲げる経営理念を参考にした礼儀作法の『6大行動規範』などを徹底。自らの性格については『石橋を3回たたいて 渡るほど慎重』と評していた。夢は『日本一の伝説に残るレストランチェーン』を築くこと。2020年ごろまでに全国300店が目標だっただけに、当面の課題である上場を焦るあまり、安全面の管理がおろそかになったのではないか」

同社の急成長ぶりは注目を集め、バラエティー番組「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系)でも取り上げられた。4月18日の放送では、低価格を維持する経営方針などを出演者のタレント・島田紳助らが絶賛。死亡した男児は同17日に福井渕店でユッケを食べていた。

「日本一の伝説に残るレストランチェーン」が目標だった同社。食中毒で4人の死者を出し、日本一注目されてしまったのはあまりに皮肉である。

食中毒死後の社長記者会見

「牛肉については…、国内と屠場からの生食用としての実績は有りませんっ!!」

「それを踏まえっ!法律で生食用というか、そのぅ、 普通の精肉をユッケで出してるのを全て禁止して、禁止すればいいっ!
禁止するべきだと思いますっ、禁止して頂きたいと思います!
要は生食用以は出しちゃいけないという風にしてしまえば明らかに違法ですし、それは即逮捕というかぁ~」


この2日間、数え切れないぐらいの『人殺し』というメールを企業に頂きました!衛生管理に不備は…有ったのかも知れませんっ!そこら辺の認識の甘さが…事件を起こした以上有ったと思います!でも!話戻しますが、生食用という肉は流通しておりません!


日本中のぉっ!全てのぉ!焼肉屋さんとぉ!同じ物を使用しぃ!その中でぇ!私達、もしくはぁ!納品業者様にぃ!何らかの不備が有って!
このような!事態は!起こしました!!
これに関してはぁ!真摯にぃ!お詫び申し上げまぁっす!!大変失礼致しましたっっ!!!!

「焼肉酒家えびす」殺人ユッケ社長。金沢市でバイトしながら家賃9万円マンションで生活、妻子とは別れた(2013年)

2011年春、焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」でユッケを食べた客から、死者5人を含む181人もの被害者が出た食中毒事件。

当初、「生食用として市場に流通している牛肉はありません!」などと逆ギレしていた勘坂康弘元社長(44才)だが、 死者が出ると「必ず償います」と土下座した。あれから2年が経つが、被害者に対する補償は今もまったく進んでいない。

この事件で次男(享年14)を亡くし、自らも被害にあった富山県内の男性A氏(50才)が憤る。

「勘坂は事件から1か月後に一度謝りに来ただけで、補償は支払われていません」

補償が進まないのはなぜか。同店を運営するフーズ・フォーラス社は、被害者への損害賠償額も含めて17億円にのぼる負債を抱える一方で、手元に残っている資金はわずかしかない。そこで、昨年8月には、“殺人ユッケ”の仕入れ先である食肉卸業者・大和屋商店に約3億1000万円の損害賠償を求める訴訟を起こしたが、この訴訟は異例なものだった。

「フーズ社が被害者にも原告団に加わるよう求めたんです。裁判に勝てば、その賠償金は参加した被害者に分配されます。でも、加害企業と手を組むことになるわけですから、被害者や遺族にとっては複雑です。そのうえ訴訟にかかる費用、数十万円を負担しなければならないわけですから…」(A氏)

結局、ほとんどの被害者がフーズ社の提案を拒否した。しかも、訴訟自体かなり難航しそうだ。倒産したフーズ社の清算手続きを行っている行政書士・大村安孝氏の話。

「大和屋商店は、警察の調べで食中毒の原因が断定されていないことを理由に、“食中毒の原因はそもそもユッケなのか”という事実関係から争う姿勢。裁判が長引いているので、被害者側が仮に勝訴しても、補償金の分配はかなり先のことになりそうです」

当の勘坂元社長はといえば、被害者への対応は清算人に任せきりで、金沢市内の家賃9万円の賃貸マンションで暮らしている。

「妻子とは別れ、知人の飲食店でアルバイトしながら生活しているようです」(地元紙記者)

脚注・出典

関連項目

外部リンク