「クシシュトフ・ウルバンスキ」の版間の差分

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==概要==
 
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===生い立ち===
 
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2002年から2007年までワルシャワの[[フレデリック・ショパン音楽アカデミー]]で学び、アントニ・ヴィト(Antoni Wit)に指揮を学ぶ。クルト・マズアの下で研鑽を積む。2007年に卒業し、2009年までワルシャワフィルハーモニーの[[指揮者|アシスタント指揮者]](副指揮者)を務める。
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2002年から2007年までワルシャワの[[フレデリック・ショパン音楽アカデミー]]で学び、アントニ・ヴィト(Antoni Wit)に指揮を学ぶ。クルト・マズアの下で研鑽を積む。2007年に卒業し、2009年までワルシャワフィルハーモニーの[[指揮者|アシスタント指揮者]](副指揮者)を務める<ref name=tokyo1>「Symphony 2021年11月号」東京交響楽団(非売品)</ref>。
  
 
==指揮者へ==
 
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2007年にプラハの春国際音楽コンクールの指揮部門で優勝。2009年9月、ノルウェーの[[トロンハイム交響楽団]]に初めてゲスト指揮として出演した。2010年から2017年までトロンハイム交響楽団の首席指揮者を務める。2017年、[[トロンハイム交響楽団]]の名誉客演指揮者となる。
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2007年に[[プラハの春国際音楽コンクール]]の指揮部門で優勝。2009年9月、ノルウェーの[[トロンハイム交響楽団]]に初めてゲスト指揮として出演した。2010年から2017年までトロンハイム交響楽団の首席指揮者を務める。2017年、[[トロンハイム交響楽団]]の名誉客演指揮者となる。
  
 
==演奏歴==
 
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2015年から2021年まで、ウルバンスキは[[NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団]]の主席客演指揮者となる。2010年4月、インディアナポリス交響楽団(ISO)のゲスト指揮となる。
 
2015年から2021年まで、ウルバンスキは[[NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団]]の主席客演指揮者となる。2010年4月、インディアナポリス交響楽団(ISO)のゲスト指揮となる。
 
その後、国内主要オーケストラの客演指揮者として実績を重ねた。2012年から2016年まで東京交響楽団の首席客演指揮者となる。2014年5月、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会にデビューする。
 
その後、国内主要オーケストラの客演指揮者として実績を重ねた。2012年から2016年まで東京交響楽団の首席客演指揮者となる。2014年5月、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会にデビューする。
世界的な欧州オーケストラへ次々とデビューする。ニューヨーク・フィル、ミュンヘンフィル、ドレスデンシュターツカペレ、[[シカゴ交響楽団]]など北米や欧州のオーケストラに継続的に招聘される。
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世界的な欧州オーケストラへ次々とデビューする。ニューヨーク・フィル、ミュンヘンフィル、ドレスデンシュターツカペレ、[[シカゴ交響楽団]]など北米や欧州のオーケストラに継続的に招聘される<ref name=tokyo1></ref>。
 
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2017年3月には首席客演指揮者のポスト(2015年9月~)にあるNDR(北ドイツ放送協会)エルプフィルハーモニー管弦楽団(旧・北ドイツ放送交響楽団)との日本ツアーを成功させた。
*2009年11月19日、
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==日本公演歴===
*大阪フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会
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*2009年11月14日(土) (初来日)
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**東京オペラシティシリーズ第52回
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**楽団:東京交響楽団
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**指揮:クリストフ・アーバンスキ
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**ピアノ:ペーテル・ヤブロンスキ*
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**コンサートマスター:大谷康子
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**曲目
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***キラール:オラヴァ~弦楽オーケストラのための
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***ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
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***ショパン:マズルカ第47番 イ短調 作品68-2
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***ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
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*2009年11月19日、(初来日)
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**大阪フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会
 
**指揮:クリストフ・アーバンスキ
 
**指揮:クリストフ・アーバンスキ
 
**ピアノ:ペーテル・ヤブロンスキ
 
**ピアノ:ペーテル・ヤブロンスキ
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***ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調作品93
 
***ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調作品93
 
***自然に流れるショスタコーヴィチ、27歳ながらただ者でない指揮者、テンポ、強弱の指示が極めて適切と評される<ref>[http://giac.web.fc2.com/g2009/20091119g.htm クリストフ・アーバンスキ/大阪フィル定期]</ref>。
 
***自然に流れるショスタコーヴィチ、27歳ながらただ者でない指揮者、テンポ、強弱の指示が極めて適切と評される<ref>[http://giac.web.fc2.com/g2009/20091119g.htm クリストフ・アーバンスキ/大阪フィル定期]</ref>。
 
  
 
*2019年3月25日 サントリーホール
 
*2019年3月25日 サントリーホール
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***ショスタコーヴィチ : 交響曲第 4番ハ短調作品43
 
***ショスタコーヴィチ : 交響曲第 4番ハ短調作品43
 
***曲を分かりやすく聴かせるというより、弱点までもすべてそのまま再現するという態度であった。フォルテシモの骨太で強烈なことは言うまでもないが、それだけではなく、多彩な音楽的情景に隅々まで光を当てた、と評される<ref>[https://culturemk.exblog.jp/28117120/ 2019年03月26日]</ref>
 
***曲を分かりやすく聴かせるというより、弱点までもすべてそのまま再現するという態度であった。フォルテシモの骨太で強烈なことは言うまでもないが、それだけではなく、多彩な音楽的情景に隅々まで光を当てた、と評される<ref>[https://culturemk.exblog.jp/28117120/ 2019年03月26日]</ref>
 
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*2021年11月6日
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**会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
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**楽団:[[東京交響楽団]]
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**曲目
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***モーツァルト「魔笛」序曲、
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***ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第2番」(ソリスト児玉麻里)、
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***ブラームス「交響曲第4番」
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*2021年11月13日(土)18:00開演(17:15開場)
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**会場:サントリーホール
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**楽団:[[東京交響楽団]]
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**ヴァイオリン:[[弓 新]]
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**ソプラノ:[[盛田麻央]]
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**テノール:[[彌勒忠史]]
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**バリトン:[[町 英和]]
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**曲目
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***[[シマノフスキ]]:ヴァイオリン協奏曲第1番 op.35
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***[[オルフ]]:[[カルミナ・ブラーナ]]
 
==受賞等==
 
==受賞等==
 
*2015年に[[レナード・バーンスタイン賞]]を指揮者で初めて受賞する。
 
*2015年に[[レナード・バーンスタイン賞]]を指揮者で初めて受賞する。

2021年11月14日 (日) 18:51時点における最新版

クシシュトフ・ウルバンスキ(Krzysztof Urbański,1982年10月17日 - )はポーランド・パビャニツェ出身の指揮者作曲家である。トロンハイム交響楽団の首席指揮者、インディアナポリス交響楽団の音楽監督、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者。以前は「クリストフ・アーバンスキ」とも記載されていた。

概要[編集]

生い立ち[編集]

2002年から2007年までワルシャワのフレデリック・ショパン音楽アカデミーで学び、アントニ・ヴィト(Antoni Wit)に指揮を学ぶ。クルト・マズアの下で研鑽を積む。2007年に卒業し、2009年までワルシャワフィルハーモニーのアシスタント指揮者(副指揮者)を務める[1]

指揮者へ[編集]

2007年にプラハの春国際音楽コンクールの指揮部門で優勝。2009年9月、ノルウェーのトロンハイム交響楽団に初めてゲスト指揮として出演した。2010年から2017年までトロンハイム交響楽団の首席指揮者を務める。2017年、トロンハイム交響楽団の名誉客演指揮者となる。

演奏歴[編集]

2015年から2021年まで、ウルバンスキはNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団の主席客演指揮者となる。2010年4月、インディアナポリス交響楽団(ISO)のゲスト指揮となる。 その後、国内主要オーケストラの客演指揮者として実績を重ねた。2012年から2016年まで東京交響楽団の首席客演指揮者となる。2014年5月、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会にデビューする。 世界的な欧州オーケストラへ次々とデビューする。ニューヨーク・フィル、ミュンヘンフィル、ドレスデンシュターツカペレ、シカゴ交響楽団など北米や欧州のオーケストラに継続的に招聘される[1]。 2017年3月には首席客演指揮者のポスト(2015年9月~)にあるNDR(北ドイツ放送協会)エルプフィルハーモニー管弦楽団(旧・北ドイツ放送交響楽団)との日本ツアーを成功させた。

日本公演歴=[編集]

  • 2009年11月14日(土) (初来日)
    • 東京オペラシティシリーズ第52回
    • 楽団:東京交響楽団
    • 指揮:クリストフ・アーバンスキ
    • ピアノ:ペーテル・ヤブロンスキ*
    • コンサートマスター:大谷康子
    • 曲目
      • キラール:オラヴァ~弦楽オーケストラのための
      • ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
      • ショパン:マズルカ第47番 イ短調 作品68-2
      • ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
  • 2009年11月19日、(初来日)
    • 大阪フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会
    • 指揮:クリストフ・アーバンスキ
    • ピアノ:ペーテル・ヤブロンスキ
    • 曲目
      • キラル:オラワ
      • ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21
      • ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調作品93
      • 自然に流れるショスタコーヴィチ、27歳ながらただ者でない指揮者、テンポ、強弱の指示が極めて適切と評される[2]
  • 2019年3月25日 サントリーホール
    • 東京交響楽団
    • ヴァイオリン : ヴェロニカ・エーベルレ
    • 曲目
      • モーツァルト : ヴァイオリン協奏曲第 5番イ長調K.219「トルコ風」
      • ショスタコーヴィチ : 交響曲第 4番ハ短調作品43
      • 曲を分かりやすく聴かせるというより、弱点までもすべてそのまま再現するという態度であった。フォルテシモの骨太で強烈なことは言うまでもないが、それだけではなく、多彩な音楽的情景に隅々まで光を当てた、と評される[3]
  • 2021年11月6日
    • 会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
    • 楽団:東京交響楽団
    • 曲目
      • モーツァルト「魔笛」序曲、
      • ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第2番」(ソリスト児玉麻里)、
      • ブラームス「交響曲第4番」
  • 2021年11月13日(土)18:00開演(17:15開場)

受賞等[編集]

家族[編集]

ウルバンスキと妻ジョアンナは、ポーランドのワルシャワインディアナポリスに住居を構える。

公式ページ[編集]

注・参考文献[編集]

  1. 1.0 1.1 「Symphony 2021年11月号」東京交響楽団(非売品)
  2. クリストフ・アーバンスキ/大阪フィル定期
  3. 2019年03月26日